本好きプチFIREのゆるいブログ

本とお金、そして東芝ブレイブルーパス東京を中心としたラグビーのブログをはじめてみました

書評

星の王子さま サンテクジュペリ/著 集英社文庫 レビュー

まだ図書館から予約本が借りられないので、またまた子供らが持っている本から探してきました。「星の王子さま」は聞いたことがあるものの、読んだことはない本です。子供ら(うちの子は男ばっかりです)が何故この本を持っていたのかは謎です。 書評を書くに…

地図で読むアメリカ ジェームズ・M・バーダマン/著 朝日新聞出版 レビュー(3)

日本でも地域による特徴を一言で言い現わすのは難しく、ましてや一回読んだ国の10の地域の特徴をとても覚えられません。 その中で記憶に残ったことを記すと、 1.地域間の経済的な差が激しい アメリカは地域による経済的な差が激しいですね。何となくです…

地図で読むアメリカ ジェームズ・M・バーダマン/著 朝日新聞出版 レビュー(2)

宗教と聞くと、あまり宗教に詳しくない私のようなものだと、「キリスト教とユダヤ教でしょ」と思うのですが、キリスト教でも、カソリックとプロテスタントがありますね。このあたりは私でも認識しているのですが、プロテスタントでも、バブティスト派、メソ…

地図で読むアメリカ ジェームズ・M・バーダマン/著 朝日新聞出版 レビュー(1)

今週は図書館で借りられる本がないので、子供の本棚を見ていたところ、「地図で読むアメリカ」という本を目にしました。子供に「これ、買ったの?」と聞いたところ、「大学の授業で使った本だけど」とのこと。更に、「多分、面白くないよ」とも言われました…

世界でいちばん幸せな男 エディ・ジェイク/著 河出書房新社 レビュー(3)

④運もあった。 フランクル氏の具体的な運のよかった話しは忘れてしまいましたが、ジェイク氏は、工場の責任者に父親の知り合いがいて、ドイツ兵の目を盗んで食事を分けてくれたことや、アウシュビッツ収容所に親友のクルトがいたこと、また、「死の行進」か…

世界でいちばん幸せな男 エディ・ジェイク/著 河出書房新社 レビュー(2)

アウシュビッツ収容所の平均収容期間は7ヵ月だそうです。ジェイク氏は1944年2月~1945年1月くらいまでアウシュビッツ収容所にいたようですので、11ヵ月くらいいたことになります。つまり、平均収容期間以上いたわけですね。 さて、ジェイク氏と…

世界でいちばん幸せな男 エディ・ジェイク/著 河出書房新社 レビュー(1)

先日書評した、「夜と霧」に続く、ユダヤ人収容所経験者が書いた本です。「夜と霧」を読んでいた時、たまたまネットで知り、図書館で予約したものです。 「夜と霧」の著者(ヴィクトール・E・フランクル)は、精神科医であることから、学術的な内容に注視し…

生き残る判断 生き残れない行動 アマンダ・リプリー/著 光文社 レビュー(6)

3.決定的瞬間 「決定的瞬間」と書かれていますが、「思考」後の行動ということかと思います。否認して、思考し、その後行動するということです。 この章では、パニックや英雄的行動など、何故人はそのような行動をとるのかを記載しています。パニックは一…

生き残る判断 生き残れない行動 アマンダ・リプリー/著 光文社 レビュー(5)

思考において、注意しなければならないのは、集団心理です。人は、集団でいると、その集団の意思に知らず知らず従う傾向にあります。会社の会議でも、自分だけ反対意見を言うのって難しいですよね。ましてや、災害やテロにあった時は、事態が呑み込めない状…

生き残る判断 生き残れない行動 アマンダ・リプリー/著 光文社 レビュー(4)

2.思考 人は、否認しても否認しきれない現実に直面し、考え始めるようです。だが、迫っているのは非常事態。何を考えればいいのやら。 人は、ストレスを感じれば感じるほど、視野狭窄に陥いるそうです。自動車を運転中に携帯電話で話をしてはいけない理由…

生き残る判断 生き残れない行動 アマンダ・リプリー/著 光文社 レビュー(3)

「否認」と関係ないのですが、意外と知られてないことが書かれていましたので、記載します。 9.11の悲劇では、2666人の方が亡くったと言われていますが、この本では、二次的な被害者の数も記載されています。 どういうことかと言いますと、米国では…

生き残る判断 生き残れない行動 アマンダ・リプリー/著 光文社 レビュー(2)

まず、著者は、災害が起きた時、人は3つの段階を踏むと言います。最初に「否認」。次に「思考」。そして「決定的瞬間」です。 1.否認 人は、災害やテロが起きた時、まずは、成って来たこと自体を否定するそうです。例えば、地震一つをとってみても、特に…

生き残る判断 生き残れない行動 アマンダ・リプリー/著 光文社 レビュー(1)

今回のレビューは、「生き残る判断 生き残れない行動」です。この本は、【すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法】に記載されていたものです。この本の著者の浅田すぐるさんが研修か何かでワーク用に使ったようです。私自身、20字でまとめる…

すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法 浅田すぐる/著 SB Creative レビュー(2)

読んだ本の内容を思い出せないことはままありますね。そうならないために著者は、 1.本を読む目的を明確化する。2.思考を整理する。3.端的に要約する。 この3つが必要だと述べています。 本を読む目的をはっきり意識しておけば、文章の要点に意識がい…

すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法 浅田すぐる/著 SB Creative レビュー(1)

この本も、田口まこさんの「伝わるのは1行。」同様、文章の書き方について勉強しようと思って、図書館から借りて読みました(ただ、田口さんの本同様、文章の書き方についてはありませんでしたが)。 そして、その内容ですが、「読んだ本をインプットする方…

アンガーマネジメント 見るだけノート 安藤俊介/著 宝島社 レビュー(3)

2.短期的な方法 続いて短期的な方法です。 これは、もう色々あります。「怒りは6秒過ぎればおさまってくるので、その6秒をがまんする。その為には、怒られた自分を実況中継してみる」とか、「深呼吸する」とか、面白いのは、「100から3ずつカウント…

アンガーマネジメント 見るだけノート 安藤俊介/著 宝島社 レビュー(2)

怒りを対処する方法は2つあると著者は言います。 一つ目は長期的な方法(体質改善)、二つ目は短期的な方法(対処療法=スキル)です。 どちらか一方だけやっていくということではなく、両方実践していくということです。花粉症に例えると、「花粉症にかか…

アンガーマネジメント 見るだけノート 安藤俊介/著 宝島社 レビュー(1)

この本は、東洋経済オンラインで掲載された記事、 ・「怒りやすい人」が知らずにしている3つの悪習慣 ・あなたが「イライラしやすいかわかる」7つの質問 を読んで、興味を持ち、図書館から借りて読みました。 toyokeizai.net toyokeizai.net 著者は安藤俊介さ…

伝わるのは1行。 田口まこ/著 かんき出版 レビュー

今回の書評は、田口まこさんの本です。ダイアモンド・オンラインに寄稿しているを見かけ、「ブログを書くにおいて、何か参考になるかな」と思い、図書館から借りて読みました。 コピーライターなので、「キャッチーなコピーを作るには?」ということについて…

書くことについて スティーブン・キング/著 小学館文庫 レビュー(2)

経済評論家の加谷珪一さんは、「あなたの財布に奇跡が起こるお金の習慣(かんき出版)」の中で、「成果を上げた人のアドバイスは確信部分に近づくにつれて、身も蓋もないものになっていくが、それを愚直に行動する」と書かれています。 著者の「作家になりた…

書くことについて スティーブン・キング/著 小学館文庫 レビュー(1)

この本も何冊かの本で目にしたことがありましたので、図書館から借りて読んでみました。 表紙の裏に著者の文献が書いてあるのですが、ホラー系が多いのですね。私が知っているのは「シャイニング」だけでした。もっとも、読んだのではなく映画で見たのですが…

幸せなひとりぼっち フレドリック・パックマン/著 早川書房 レビュー(3)

猫と一緒にソーニャの墓参りに行った時の下りです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 墓石も猫も無言だった。オーヴェはしばし自分の靴を見つめた。ぶつぶつこぼした。雪にひざをついて、墓石の雪をさらに…

幸せなひとりぼっち フレドリック・パックマン/著 早川書房 レビュー(2)

筆者の描写ですが、例えば、冒頭、iPadを購入する場面です。 オーヴェはiPadが何かよく分かりません。そこで店員に説明を求めるのですが、店員の説明が全く分からず、聞き返します。 その時の表情を筆者は、「オーヴェは文章を逆さから言われたよう…

幸せなひとりぼっち フレドリック・パックマン/著 早川書房 レビュー(1)

図書館から借りた本を読み終わり、次の本がまだ予約中だったため、何かないかなと思って、たまたま見つけた本。題名を見て惹かれました。 読み終わった感想は、訳者のあとがきと全く同じで、「なんだかよくわからないけれど、ジワジワくる、すごくいい本です…

夜と霧 新版 ヴィクトール・E・フランクル/著 みすず書房 レビュー(2)

収容所が解放された時、歓喜の歓声が起こることはなかったというのは、意外というか、成程と思いました。多分、テレビや映画などでは、捕虜が開放されような場面では、大歓声が湧き起こると思うのですが、収容所ではほとんどなかったとのことです。それほど…

夜と霧 新版 ヴィクトール・E・フランクル/著 みすず書房 レビュー(1)

アウシュビッツ収容所に入れられた著者の経験を記したものとなっており、世界的なベストセラーの一冊に挙げられる本ですね。読書していると、よく参考文献に挙がっており、以前から気になっていた本です(遅まきながら、漸く読みました)。 収容所で亡くなっ…

サードドア 精神的資産のふやし方 アレックス・バナヤン/著 東洋経済新聞 レビュー

この本は、(「考える技術」と「地頭力」がいっきに身につく東大思考 西岡壱誠/著 東洋経済新報社)という本の中で、「特にお薦め」ということでしたので、図書館で借りて読んでみました。 イランから移民してきた父母を持つ著者が、大学1年生の時、あの手…