本好きプチFIREのゆるいブログ

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アンガーマネジメント 見るだけノート 安藤俊介/著 宝島社 レビュー(1)

 この本は、東洋経済オンラインで掲載された記事、
 ・「怒りやすい人」が知らずにしている3つの悪習慣
 ・あなたが「イライラしやすいかわかる」7つの質問
 を読んで、興味を持ち、図書館から借りて読みました。

toyokeizai.net

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 著者は安藤俊介さんという方で、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 代表理事をされております。
 記事では、最新刊「アンガーマネジメントを始めよう」を紹介されてましたが、最寄りの図書館には最新刊はまだ所蔵されていませんでしたので、掲題の本を借りて読みました。

 「怒りは良くない感情である」と私たちは無意識に思い込んでいますが、著者は、「怒りは悪いことばかりでなく、いいこともある」と冒頭から記載されています。そして、「上手に使えば、より良い人間関係や成功のための味方になります」とも記載されています。この表現にはハッとしました。「怒りは悪いもの」と当然の如く思い込んでいたからです。
 動物は、子供が他の動物から襲われそうになると威嚇します。怒りを示すことで、相手にも脅威を感じさせて子供を守ろうとする訳です。もっとも、人間の場合は複雑な社会に生きていますので、生の感情を相手に示すことは後々まで尾を引くことになります。ですので、そのまま応用する訳にはいきません。そこで、怒りを上手に扱うことが必要になります。

 このように、この本は怒りを排除するのではなく、怒りを味方につけてうまく対処するやり方を述べています。

 (続きます)