本好きプチFIREのゆるいブログ

本とお金、そして東芝ブレイブルーパス東京を中心としたラグビーのブログをはじめてみました

アンガーマネジメント 見るだけノート 安藤俊介/著 宝島社 レビュー(3)

2.短期的な方法

 続いて短期的な方法です。
 これは、もう色々あります。「怒りは6秒過ぎればおさまってくるので、その6秒をがまんする。その為には、怒られた自分を実況中継してみる」とか、「深呼吸する」とか、面白いのは、「100から3ずつカウントダウンする」とか言ったものです。他にも色々ありましたが、長期的な方法より簡単です。読んでみて自分に合うものを選ぶといいでしょう。人によって、効果はまちまちでしょうから。
 自分的に腑に落ちたのは、「相手が感情的になっている時は、【これは相手の感情なんだ】と自分の感情を切り分けてバリアすると、相手の感情につられなくなる」とか、「怒っている相手を見て、【家で奥さんに怒られたのかな】と妄想してみる」とか言ったものです。相手の土俵に乗らないようにするといった感じですかね。

 あと、目から鱗的に「成程」と感じたのは、「食事をしながら愚痴を言うのはやめる」というものです。サラリーマンの世界では、飲み会で上司や同僚の悪口を言うのは常のことですが、これはご法度のようですね。理由は、「食べ物やお酒で脳を刺激しながら愚痴を言うと、脳に深く刻み込まれる。英単語の勉強を口に出したり、字に書いたりして覚えるのと同じこととなる」からとのこと。更に、「深く残った記憶は、愚痴を言うたびに、誇張されて行ってしまう」らしいです。
 ドンドン負のスパイラルにはまってしまいますね。今はコロナ禍で飲みに行く機会が減っていますが、非常事態宣言も解消され、街に人が増えてきています。留意しなければならないと肝に銘じました。