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生き残る判断 生き残れない行動 アマンダ・リプリー/著 光文社 レビュー(2)

 まず、著者は、災害が起きた時、人は3つの段階を踏むと言います。最初に「否認」。次に「思考」。そして「決定的瞬間」です。

1.否認

 人は、災害やテロが起きた時、まずは、成って来たこと自体を否定するそうです。例えば、地震一つをとってみても、特に日本では年に何回も起きますよね。場所によっては、何十回と揺れてるかもしれません。そして、そのほとんどは大きな災害に繋がりません。「揺れたね」で終わってしまう訳です。精々、「今回の揺れは大きかったね」といった類のものです。ですので、何か災害が起きた時、人は「大したことはない」と思い込む習性があるようです。
 また、人は過去のパターンによって思考するので、災害パターンを認識していないと、なかなか災害を前提とした行動がとれない習性があるとも言います。それと似たような話しですが、「自分には災害は起きない」と思い込んでいるとも言います。

 確かに、言われてみたらその通りですよね。そんなに災害って起きる訳ではないですし、ましてや、自分自身の身に起こることはまれ。生まれて1年以上生きた人は、ほぼほぼ、60~80歳くらいまで生きると聞いたことがあります(正確な数字でなくて、申し訳ございません)。ですので、「生命保険会社はぼろ儲け」とも聞きました。ついでに書きますと、生命保険会社は、「お金を貰い続けて後からお金を払う」、「人が死ぬ確立を計算して、損にならないような支払い額を決めている」ことから、必然的に儲かる仕組みであると聞いたことがあります。

 話しがそれてしまいました。続きます。